【ご感想】家を安全基地にと思ってやっていた事が、過保護だったと気づいた

ひといちばい敏感な子(HSC)が不登校になると、

”お家でエネルギーを貯められるように、お家が安心できる安全基地になるようにしましょう”

と、よく言われますよね。

お家

もちろん、それは大切な事です。

でも、私も最初勘違いしてしまったのですが、子どもに対して、

過保護にしましょう、という訳ではないのです。

 

子どもの顔色を伺い、機嫌を損ねないように、子どもの機嫌を取っていませんか?

こんにちは。ひといちばい敏感な子(HSC)のママを勇気づけるカウンセリング、講座をしています、和田美根子です。

私も子どもが学校に行けなくなった時、何とか元気になってもらおうと、

・子どもを起こす時は、ベッドからお姫様抱っこでリビングまで連れてくる

・子どもに何が食べたいか聞く

・子どもの好きなメニューばかり作る

・子どもが欲しいというものを何でも買い与える

・子どもと一緒に遊ぶ

・子どもと一緒に寝る

・子どもと一緒にお風呂に入る

・子どもを抱きしめる

・子どもに「大好きだよ」と言う

などなど、良かれと思って、今思うと、超過保護で、母子密着にしていました。

でも、私がこのような対応をしていると、子どもはどんどん赤ちゃん返りをして、自分で出来ていた事も「ママやって」と言うようになり、わがままや癇癪が酷くなるばかりでした(>_<)

そして、私から離れられないようになり、後追いのようなものまで出てきて、母子分離不安が酷くなるばかり。。

つまり、このような対応は、HSCの不登校の子には全く合ってない、子どもの自立には逆効果な対応だったのです。

 

中には、不登校の子に対して、”過保護にしましょう”というカウンセラーさんもいるので、混乱してしまうお母さんもいると思います。

 

お子さんに対して、学校に行くようにと、怒鳴ったり、殴ったりするのは問題外ですが、かと言って、

親が子どもの言いなりになってしまったり、王様、女王様のように扱ってしまうと、お家が居心地が良くなり過ぎて、学校など外の社会とますますギャップが出て、戻りにくくなってしまいます。

 

また、暴言や暴力が出ているお子さんの場合、お子さんをキレさせないようにと、お母さんが子どもの召使いや、奴隷のように言いなりになっていると、暴言や暴力がますます酷くなって、逆効果になりますから、注意が必要です。

 

子どもの話を「受け止める」と「言いなりになる」は違う

では、お家を安全基地にして、お子さんがエネルギーを貯められるようにするには、親はどうすれば良いのか?と言うと、

ホームカウンセリング初級講座でお伝えしている「傾聴、受容、共感」です。

子どもの話を聴いて、受け止め、気持ちを理解する、と言う事ですが、ここも、勘違いして欲しくないのは、

子どもの話を聴いて、受け止めると言うのは、子どもの言いなりになる事ではない、と言う事です。

子:「スイッチ買ってくれたら学校行く」

と言われて、スイッチをすぐに買いに行かないで欲しいのです(^ー^;)

スイッチを買ってあげたら、ゲームに夢中になって、ますます学校に行かなくなります。。(>_<)

 

ですが、

親:「そんな事言って、信じられる訳ないじゃない!絶対買わないよ!」

なんて、頭ごなしに否定するのも、良くありません(>_<)

 

では、子どもの話を聴いて受け止めるとは?

親:「そうなんだ」

これだけでいいのです!(言い方は優しく言ってくださいね)

 

つまり、肯定も否定もしない。フラットに受け止めます。

(あなたは、そう思ってるのね)

という意味です。必ずしも同意はしなくて良いのです。

 

(あなたの気持ちは理解したよ)という気持ちをその一言に込めて欲しいのです。

ゲームが欲しい、という気持ちは理解しても、

お母さんがゲームをして欲しくないのであれば、買わなくていいのです。

実際にゲームを買うか、どうするかは、お父さんを含め、ご家族での話し合いになるかと思いますし、個々のケースによって、違ってきます。

 

ここで、お母さんは、ゲームなんてやって欲しくないし、本当は勉強して欲しいのに

「スイッチが欲しいんだね。いいよ」

って顔を引きつらせながら、イラッとしながら、言って、

心の中では(その代わり、学校行きなさいよね!)なんて思っていると、

敏感なお子さんは、お母さんの本心を見抜きますから、

(お母さん、本当は嫌な癖に、、嘘ついてる、、信用できない、、)

と、親子の信頼関係が崩れて、お母さんの本音を試すように、ますます我儘を言うようになってしまうのです。。

 

共感と同情は違う

あと、よくやってしまう勘違いは、お子さんの気持ちを理解してあげなきゃ!!とお子さんの気持ちを深読みして、勝手に想像してしまう事です。

私がそうだったのですが、お母さんがひといちばい敏感な人(HSP)だと、お子さんの気持ちが分かるだけに、そうなってしまいがちかと思います。

 

共感と同情は違うんです。

 

例えば、、

子:「お腹が痛い」

と言われた時に、

親:「お腹が痛いの?それは辛いよね、苦しいよね。。(T_T)」

と、ネガティブな事をおうむ返しにして繰り返したり、更にネガティブな感情を想像して、重ねてしまうと、敏感なHSCは、そのネガティブな言葉を聞く事で、ますます不安になってしまうという悪循環になります。

 

または、

親:「大丈夫だよ、大した事ないよ」

と、お子さんの感覚を否定したり、ごまかしたりするのも、

(お母さんは、私の話を聴いてくれない、気持ちを分かってくれない)

と心を閉じてしまうようになります。

 

では、どのように共感すれば良いのか?

親:「そうなんだね」

ここでも、これだけでいいのです!(言い方は動揺せずに落ち着いて言ってくださいね)

そして、お子さんのお腹が痛い状態がどのようなものなのか、精神的なものなのか、病院に連れて行くものなのか、よく観察して、次にどのように対応するか判断します。

 

大切なのは、何を言うかよりも、どのように言うか、です。

共感は、相槌に気持ちを込めて受け止めます。

 

例えば、、

お子さんが、楽しそうであれば、お母さんもニッコリ笑顔で、

「そうなんだね♪」

 

お子さんが、悲しそうであれば、お母さんは慈悲に溢れた感じで、

「そうなんだね。。」

 

お子さんが、誰かに怒っていれば、お母さんは落ち着いた感じで、

「そうなんだね。」

 

 

お子さんよりも感情が大きくならないように、穏やかな感じ、落ち着いた感じ、ドーンとした感じで、受け止めます。

相槌のバリエーションは、「うんうん」「そっか〜」「へ〜」「なるほど〜」など、状況に応じて、色々組み合わせてみてくださいね。

ここでも、お母さんが必ずしもお子さんと同じ感情にならなければいけない訳ではなくて、

(あなたは、そう感じるんだね)

という意味です。

 

 

ひといちばい敏感なHSCは、表面上の言葉よりも、このような微妙なニュアンス、お母さんの表情、声のトーン、エネルギー、オーラ、波動を感じ取ります。

ですから、お子さんの話を聴いて、フラットに受け止められるように、お母さんの心身の状態、エネルギーを整えておくことが、実は最も大切なのです。

 

子育ては、自分育て。

親も子育てを通じて、器を広げて成長するチャンスなんですよね。

 

でも、親も人間ですから、イライラしたり、心配になったり、ネガティブになってしまうのも、仕方のないことです。

お母さんも、不完全で未熟な自分を責めるのではなく、丸ごと受け止めてあげましょう。

子どもの話を聴けるようになるには、まず、お母さん自身が、自分の心の声を傾いて、ジャッジしないで受け止めて、理解してあげることなのです。

 

あなたも、具体的に、どのようにお子さんの話を聴いて、受け止めて、理解していけば良いのか、どのように自分の状態を整えていけば良いのか、ホームカウンセリング初級講座で一緒に学びませんか?

お母さんが、お子さんの話をジャッジせずに、ドーンと受け止めてあげられると、お子さんにとって、お家は、ありのままの自分でいいんだ、と思えるようになる、安全基地になりますよ♪

 

お客様のご感想

先日、ホームカウンセリング初級講座を受講してくださったお母様方のご感想です。

HSCの子について、知りたかったので受講しました。

受講してみて、今まで学んでいたはずの事が、改めて実践できてなかったと気づかせて頂きました。

家を安全基地にと思ってやってきたことが、過保護だったと気づきました。子どもが低学年のうちに分かって良かったです。

子育ても、少しづつ手を離していかないといけないと感じました。

もっと手を離して良くて、子どもをヒマにさせてあげた方が良いのですね。

これからは、必要な時以外は話しかけないようにしようと思います。

ありがとうございました。

(小3息子さんのお母様より)

こちらのお母様は、コーチングを学ばれて、アクティブリスニングなど、コミュニケーションのスキルをお仕事では実践されてたかと思いますが、他人にはできても、家族や我が子となると、難しいのですよね。。

でも、気づけたら変える事ができますからね!

そうそう、敏感なHSCは、余計な刺激が無いヒマな方がエネルギーを充填できるのです♪

講座で学んだ事をお家でもぜひ実践していって欲しいと思います。(^ー^)

 

不登校気味の娘がHSCで、私がHSPなので、少しでも現状を良くするために受講しました。

受講してみて、私が我慢をし過ぎていたんだな、それを娘が感じ取っていたんだなと、HSCの娘にはしない方が良い言動をし過ぎていたなと思いました。

思った以上に自分が我慢してきていて、いっぱいいっぱいになっていたんだなと、、

HSCの娘に対しての言動をどう改めれば良いのか分かって良かったです。(主人に対しても)

これからは、過干渉にならず、口を出さずに見守るようにしていきます。

色々と勉強になりました、ありがとうございました。

個別カウンセリングもまたお願いしたいので、よろしくお願いいたします。

(小2娘さんのお母様より)

そうなんですよね、真面目で優しいお母さんほど、お子さんや旦那さんを優先しなきゃと、必要以上に頑張り過ぎたり、我慢し過ぎてしまったりするのです。(;_;)

HSCの娘さんは、そんなお母さんのストレスを感じ取ってしまうのですよね。

ですので、お母さんが自分の気持ちを大事に感じてあげて、無理をしない事がとても大切なのです♪

個別カウンセリングでは、お母さんを潜在意識から癒すヒプノセラピーのセッションで、悩みの根本原因にアプローチして生きづらさを解消したり、個々のお子さんへの日常的な対応について、更に具体的なアドバイスもいたします。

 

「ママは俺が嫌いなの? 本当に好きなの? 信用できない」

と言われて、愛情が伝わる接し方をしたいと思い、受講しました。

受講してみて、子どもは私の気持ちを言動であらわしている鏡で、自分が色々と我慢していることに気づきました。

自分を嫌いにならなくて済みそうで、良かったです。

これからは、子どもの話の聴き方、自分の気持ちの持ち方、自分の感情を認めることに気をつけようと思います。

信じることが出来る自分になれるように、自分も大事にしたいです。

(小6息子さんのお母様より)

愛している息子さんに信用できないなんて言われたら、悲しいですよね。(;_;)

こちらのお母さんも、お子さんへの愛情を一生懸命示そうと、過保護な対応になっておられました。でも、本心ではお母さんがたくさん我慢しているので、お子さんには、そこが伝わってしまうのですよね。

お子さんのネガティブに見える言動も、アドラーの目的論で言えば、

お母さんにもっと自分の素直な気持ち、本音を大事にして欲しいため

なんですよね。無意識のことなので、ご本人に自覚はないですけどね。

気づけて良かったです。

 

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また、時間が経ってしまうと学んだ内容を忘れてしまうということも、よくあると思います。

 

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