ぼくが生まれてきたわけ

こんにちは、美根子です。

 

「赤ちゃんは、ママを選んで生まれてくる」

そんなお話を聞いたことはありますか?

 

私は娘を妊娠した時、そのような内容の絵本を見つけて、

「へ〜そうなんだ!そうだったら嬉しいなぁ〜」

と感動したのです。

 

でも、その時は、あまり現実味はなくて、ファンタジーだと思っていました。

だって、それが事実だったら、親に虐待されている子はどうなるの?と疑問に思ってしまう部分もあったからです。

 

私の子も胎内記憶を持っていた

子どもは2歳くらいまでは胎内記憶を持っていると、他の本でも読んでいたので、娘が生まれたら、聞いてみようと思っていました。

 

そして、娘が少し喋れるようになった頃に、お風呂で聞いてみた事があります。

「ママのお腹の中にいた頃のこと覚えてる?」

「うん、赤くて狭かったよ」

「ママのお腹にはどうやってきたの?」

「雲の上から、ママを見つけて、滑り台みたいな感じで、ヒューーって降りて、お腹に入ったよ」

と言ったのです!

 

絵本と同じ内容を話すので、ビックリしました。

胎内にいるとき、赤ちゃんは、お母さんの見ているものや、聞いているもの、考えている事や感情を同じように感じているそうなので、妊娠中に見た絵本の内容が娘の潜在意識に刷り込まれていたのかも知れませんが、、

 

それから、しばらくして、再度娘に同じ事を聞きましたが、その後は「え〜、覚えてない」と言うようになり、忘れてしまったようでした。

 

胎内記憶を持つ子どもたちのドキュメンタリー映画「かみさまとのやくそく」

そして年月が経ち、娘が学校に行けなくなった時期に、「かみさまとのやくそく」という、胎内記憶を持つ子どもたちのドキュメンタリー映画を見て、これまで半信半疑だったのが、確信に変わりました。

母親を選んで生まれて来たという、生まれる前の記憶を持つ子どもたちの証言が、たくさんあったからです。

この映画を見て、私は号泣しました。

娘が生まれて来た時は、無事に生まれて来てくれただけで、あんなに幸せだったのに、いつの間にか、

早く起きて!

ちゃんとご飯残さないで食べなさい!

早く着替えなさい!

早く宿題しなさい!

きちんと片付けて!

早くお風呂入りなさい!

早く寝なさい!

と、娘の出来てない所ばかりに注目して、一日中、指示や命令ばかりしていたなと反省しました。。

 

娘が生まれて来てくれた訳

そして、どうしてこんなに過保護、過干渉な母親になってしまったのか?

私はただ、良い母親になりたくて、一生懸命やって来たのに、、と自分に向き合っていった結果、

私が幼い頃、母子家庭で仕事で忙しかった母にあまりかまってもらえなかった寂しさを無意識に我慢したまま大人になり、我が子には自分と同じように寂しい思いをさせまいと、かまいすぎていた事が理解できました。

そして、アートセラピーやヒプノセラピー、レイキヒーリングを通して、傷ついたインナーチャイルドを癒していきました。

そのプロセスを通して、自分の生きづらさの原因が分かりましたし、ありのままの自分を認めることも出来ました。そして、私が今生、生まれて来た意味や魂の目的も理解する事が出来ました。

それまで、家事も育児も仕事も一人で頑張り過ぎて、余裕がなく、毎日イライラして、家族にあたってしまっていたのだと思います。

娘が不登校になり、その時はさらに悩み、苦しみ、自分を責めましたが、その事があったからこそ、私は色々な事を学べたし、自分を癒し、やりたい事が出来るようになりました。

乗り越えた後に思ったのは、やはり、娘は私を幸せにするために生まれて来てくれたんだな、という事です。

 

私の傷ついたインナーチャイルドに気づいて癒せるように、

私がありのままの自分を認めて、自分を好きになれるように、

私が本当にやりたい事を楽しんで出来るように、

過去の私と同じ悩みを持っている人のお役に立てるように、

生まれて来てくれたのですよね。

もちろん本人にそんなつもりは無いでしょうけれども、出来事にどんな意味づけをするか?で、思考や感情、言葉、行動、現実が変わってくると思います。

 

子どもの不登校は辛い出来事でしたが、そのおかげで、娘が生まれて来てくれただけでありがたい存在、という事を思い出す事ができました。元気で毎日学校に通えるだけで、ありがたい。それ以上は望まなくなると、子育てが本当に楽になりました。そして、敏感な気質を持った娘も、徐々にたくましく、自立して、日々成長しています。親は子どもが生まれて来た事に感謝し、話を聴き、見守るだけで良かったのです。

 

池川明先生の講演会

そんな私にとても影響を与えてくれた映画「かみさまとのやくそく」に出演されていた、胎内記憶研究の第一人者、産婦人科医で医学博士の池川明先生の講演会に先日行って来ました。

実際にお会いした池川先生は、映画の通り、とっても優しい語り方で、明るく、温かいオーラに満ちていました。

 

講演会の内容で印象に残ったのは、

「子どもが生まれてから夫婦仲が微妙に、、」

という質問に対して、

「それは生まれてからではなくて、妊娠中から微妙だったはずですよね」

と仰られて、うちもまさにそうだった!!と思ってしまいました(^ー^;)

 

私も子どもが生まれてから、旦那にイライラするようになったのですが、そう言えば、妊娠中に旦那がタバコを止めなかった事が本当に許せなくて、「生まれたら止めるから」と言って、その後も隠れて吸っていた事をずっと根に持っていた事を思い出しました。今は完全に止めていますが、今思い出しても腹立たしいです。

その時に、もっと真剣に、妊娠中の胎児への悪影響などを説明して、止めるよう説得すれば良かったのかも知れませんが、お酒も飲まない旦那にはそのくらいしかストレス解消できるものが無いのかな、、と遠慮したり、私も若い頃は喫煙していて、なかなか止められない気持ちも分かるしな、、と忖度して、「嫌だ」という自分の気持ちを抑え込んでいたのだと思います。説明したり説得するのが苦手、面倒くさい、私が我慢して丸く収まればそれでいい、という心の癖も影響していたのですよね。

でも、相手を思いやっているようで、我慢していると結局それでイライラして、優しく出来ないので、逆効果だったなと。子どもはママを笑顔にしたくて生まれてくる、のですが、世の旦那さんも、奥さんを笑顔にしたい、と思っていると先生から聞いてビックリしました。

奥さんに笑顔になって欲しくて、頑張って働いたり、プレゼントをしても全然喜んでもらえない、育児や家事を手伝おうと思っても、文句を言われる、怒られる、、ので、じゃあいいやって何もしなくなったり、浮気したりするのだそうです。

あああ、耳が痛い、、(^ー^;)でも妊娠、子育て中って、お母さんは気持ちに余裕がないからな〜〜。今も心からの笑顔になれるかと言われると、難しい。。

でも、先生は優しい笑顔で「無理に笑えって言われても無理ですよね?夫婦仲、ビミョウでいいんですよ」と仰ってて、救われました。

 

「心穏やかに子育てするには?」

という質問に対しても、笑顔で「そんなの無理ですよ」と仰ってて、「お母さんが怒る姿も、子どもは可愛いと思ってるんですよ」というのもビックリでした。そうそう、子どもの方が魂の年齢が上だったり、器が大きかったりするんですよね。

「出来の悪いお母さんでちょうど良いんですよ。完璧な親だと子どもは親を超えられないから大変でしょ」って、先生に笑顔で言って頂けると、本当に救われます。

そして、子どもにイライラをぶつけるのではなく、本気で怒ると子どもは愛を感じるそうなのです。本当にやってはいけない事をした時は、ちゃんと本気で怒ることも、子どものためには必要なのですよね。

また、お母さんの言う事を良く聞く、良い子の方が問題だと仰ってました。それは、本当に言いたい事を我慢していたり、やりたい事を我慢している可能性が大きいからです。私のようにアダルトチルドレンになってしまう可能性が大きく、大人になって生きづらくなってしまうんですよね。

お母さんの言う事を聞かない子の方が、自分のやりたい事が出来ているので、大人になっても、自分のやりたい事が出来るそうです。

だから、子どもを親の思い通りにコントロールするのは、諦めた方がお互いのために良いのですよね。

子どもは大人が思っている以上に賢く、自分で考えられる力を持っています。ここでも、子どもの話を聴く、信じる、待つ、見守る、が大事だなと再確認しました。

 

ぼくが生まれてきたわけ

他にも、生まれてくる前の赤ちゃんのお話や、障害やアレルギーを持ってくる赤ちゃん、流産や中絶、死産になってしまった時の赤ちゃんのお話などを、優しく、分かりやすくお話いただきました。

先生のクリニックには、お腹の中の赤ちゃんや、まだ喋れない赤ちゃんと会話ができる「たいわ士」さんがいらっしゃって、赤ちゃんの話を聴くと、受精して、お母さんのお腹の中に入る経験ができただけでも、赤ちゃんにとっては、嬉しいことなのだそうです。

障害を持って生まれてくる赤ちゃん、虐待するような親を選んで生まれてくる赤ちゃん、それも赤ちゃん自身の魂が自ら選んでくるのだそうですが、それは、それだけ、その赤ちゃんの魂が経験豊富で、勇敢で、使命や志のある魂なのだと言う事です。虐待をしてしまう親も幼少期に虐待を受けている事が多く、世代間で悲しい連鎖が起きている訳ですが、その連鎖を自分が食い止めるんだ、親を救うんだ、子孫を救うんだ、という気持ちなんですよね。私はその魂に尊敬の念を抱かずにはいられません。

詳しくは、池川先生の本を読んだり、講演会でぜひ直接お話を聞いてみてください。

講演会で買ったこの本も、最初に可愛い絵本がついていて、とても癒される内容です。

ぼくが生まれてきたわけ

ぼくが生まれてきたわけ

 

人はなぜ生まれてくるのか?

それは、「この世を体験したい」

そして、「人の役に立ちたい」

その第一目的は

「ママの役に立ちたい=ママを幸せにしたい=ママを笑顔にしたい」

つまり、ママに笑顔になってもらうこと。

 

私のインナーチャイルドが傷ついていたのも、母が幸せそうに見えなかったから。

それを自分のせい、自分の力不足と思い込んでしまった。

 

だから、ママは家族のためにも、自分で自分を幸せにしてあげよう。

自分の傷を癒してあげよう。

自分を理解してあげよう。

自分を認めてあげよう。

自分を褒めてあげよう。

自分を好きになってあげよう。

自分を大切にしてあげよう。

そして、自分をご機嫌に、笑顔にしてあげよう♪

 

 

 

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