自閉スペクトラムの科学的支援にむけて②〜自閉スペクトラム児童の自分研究〜

こんにちは。ひといちばい敏感な子(HSC)とママを勇気づけるカウンセリング、セミナーをしています、和田美根子です。

昨日の記事の続きで、日本心理学会の公開シンポジウム「自閉スペクトラムの科学的支援にむけて」の内容を私の意見を交えつつ、今日もシェアしていきますね。

小学校特別支援の現場からのお話

東京都狛江第三小学校で、特別支援学級の担任をされている、森村美和子先生のお話が、すっごく良くて、感動しました。実際に、日々発達障がいのお子さんと現場で接している方のお話は説得力がありますよね。

先生のクラスでは、「自分研究所」というのを作って、子どもたちと話し合いながら、自分が何に困っていて、どのように対処していけば良いか、実験(実践)して、発表する、と言う試みをされていて、過去にNHKでも取材を受けたそうで、その番組の動画を見せてもらいましたが、子どもたちが、すごく活き活きと、自分なりの対処法を見つけて、困難を乗り越えている姿に本当に感動しました!

困ってることを自分と切り離して、キャラクター化することで、自分を客観視できるので、自分を責めたり、否定することなく、問題に対処できる所が素晴らしいと思いました。

例えば、ADHDで、喋ることを止められない子が、おしゃべり怪獣みたいなキャラクターを自分で作って、怪獣が暴れないようにするための対処法を自分で考えて、実験、実践を繰り返し、徐々に自分でコントロールできるようになっていってました。

その研究を、通常クラスの授業でもやってみると、定型発達の子達でも、みんなそれぞれ、いろんな悩みや困りごとを持っていることに気づきます。そして、支援級の子が自分の研究をみんなの前で発表すると、授業が終わった後に、子どもたちが次々にやってきて、「私の悩みも研究して!」と依頼が殺到していました。自分研究を発表した子も、とても嬉しそうでした。

子どもはみんな、自分で考える力を持っているし、大人には考えつかない斬新なアイデアを思いついたり、本当に無限の可能性を持っているんだなと思います!

 

森村先生は、お子さんと、お子さんの保護者の方と一緒に動画絵本も作成されています。

子どものきもちシリーズ「ずっと言えなかったコト」学校に行けない編

学校に行けない

子どもの気持ちシリーズ「ずっと言えなかったコト」ノートに書けない編

ノートが書けない

アドラー心理学による幸福の3条件

アドラー心理学では、人が幸せを感じたり、勇気を持てる3つの条件に

  • 自己受容(ダメな部分がある自分でも、ありのままの自分を受容する)
  • 他者信頼(自分には信頼できる仲間がいると感じる)
  • 共同体感覚(自分は社会に貢献できていると感じる)

を挙げています。

発達障がいの特性を持つ子は、親や周りの無理解から、怒られたり、叱られたり、嫌われたりすると、自己否定が強くなったり、周りの人を敵だと感じたり、自分は役立たずで迷惑をかける存在なのだと思い込んで、傷つき、勇気をくじかれ、生きづらさを抱えてしまうようになりがちです。HSCもそんな場合が多いと思います。

でも、自分研究を発表した子は、まさに、自己受容を通して、クラスの子達が仲間になり、自分の研究が、みんなの役に立てると分かった時、本当にいい笑顔で、嬉しそうで、見ている私も幸せな気持ちになれました。

森村先生の素晴らしい所は、子どもを指導する立場の上下関係というよりは、共に話し合い、学び成長する仲間として、横の関係で接している所だと感じました。横の関係はまさにアドラーの勇気づけの姿勢ですよね。若くて綺麗な女性の先生ですが、年配の古い考え方の先生では、このような斬新なアイデアや、やり方は出来なかっただろうなと感じます。

新任の先生が、支援級の子どもたちに自分の困りごとや、悩みを相談する時間もあるらしく、”自分の気持ちを素直に言えない”、という女性の先生に対して、同じ悩みを持っていた女の子が「気持ちカードを使ってみてはどうすか?」と、オリジナルの気持ちカードを先生に作ってあげていて、おお〜、凄いな〜〜、将来カウンセラーになれるな〜、と感心しました!

そうなんですよね、自分が困って乗り越えた経験って、他の人の役に立てるんですよね!私も子どもの不登校を経験して、悩んで困ったからこそ、カウンセラーとして起業し、今があります。

また、自閉スペクトラムの子は、好きな物には熱中できるという素晴らしい特性を持っています。だから芸術家や研究者にはとても向いているんですよね!

自己受容ができると、自分の事が好きになれますから、自分の研究も楽しくできますね。

自分研究のススメ

お母さんが、自分の子どもに自分研究を勧める前に、まずは、お母さん自身が自分研究をされることを私はお勧めします。

自分で自分のことって、客観的に見れないので、分かっているようで、分からないからです。

自分で何か困ってる事や、悩んでいる事があったら、その事で自分を責めたり、ダメ出しするのではなく、困りごとを客観視して、対処法を研究してみる。

自分で自分の姿は鏡がないと見れませんから、子どもや旦那さん、周囲の人が鏡となって教えてくれている事が多々あります。

カウンセリングやセミナーでは、周囲の人に自分の何が投影されているのか、私が詳しく丁寧に解説いたします。

お母さんが、自分のことを知って、深く理解して、受容して、認めて、許してあげられると、お子さんや旦那さん、周囲の人のことも、理解して、受け入れられるようになります。

まずは、お母さんから、自分研究をして、自己受容をしていきませんか?

お子さんを幸せにしてあげたかったら、お母さんが幸せになる事です❤️

 

次回は、シリーズ最終回「自閉スペクトラムと雑談」について書きますね!

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