「凪のお暇」はHSPのお話かも

こんにちは。ひといちばい敏感な子(HSC)とママを勇気づけるカウンセリング、セミナーをしています、和田美根子です。

ドラマ「凪のお暇」毎週楽しみに見ていますが、主人公の凪ちゃん、HSP(Highly Sensitive Person、ひといちばい敏感な人、ひといちばい敏感な子が大人になった時の呼び名)だと思うんですよね〜。

ドラマ「凪のお暇」公式サイト

凪のお暇

 

凪ちゃんは、いつも人の顔色を伺って、空気を読んで、自分の言いたい事が言えず、会社では同僚から仕事を押し付けられても断れなかったり、彼氏からモラハラ発言をされても我慢したり、、そんな生活に耐えきれず、会社も辞めて、彼氏とも別れて、家も引っ越して、人生リセットして、新しい自分に生まれ変わろうとします。

主人公の凪ちゃんだけでなくて、主要人物のシンジ、ゴンさんも、相手のニーズが敏感に分かってしまうことから、3人ともHSPだと思うんです。

凪ちゃんは内向的なHSP

でも、何が違うかと言うと、凪ちゃんは自己否定(自分はダメだと思っている)が強くて、何でも自分のせい、自分が悪いんだと思ってしまう癖があるから、生き辛くなってしまうんですよね。

どうして、そんなに自己否定が強くなってしまったかと言うと、幼少期のお母さんとの関係にあります。母子家庭で母と娘一人で育った環境では、お母さんが全てになってしまいますもんね。

何でも人より重く受け止めてしまうHSCの凪ちゃんは、お母さんから言われた言葉で、自分の中に様々な信じ込みを潜在意識に刷り込んでいったと思うのです。

強い癖っ毛を「みっともない、ちゃんとしなさい」と言われて
(私はみっともない人間だから、ちゃんとしなければならない)という信じ込みが、

先祖代々おばあちゃんから受け継がれてきたヌカ床を「毎日かき混ぜて、あなたが守りなさい」と言われて
責任感の強いHSCの凪ちゃんは、(本当は嫌なことでも、我慢してやらなくてならない)という信じ込みが、

嫌いなトウモロコシを「食べないなら捨てるね。あ〜あ、お母さんやみんなが苦労して育てたのに、可哀想、、」と言われて、気持ちの優しいHSCは、罪悪感を植え付けられて、(全部私が悪いんだ、ごめんなさい)と無意識に反応してしまうようになるんですね。

お母さんは別に虐待をしていた訳ではないし、悪気があってしていた訳でもなく、シングルマザーで働きながら懸命に子育てしてきたことは、凪ちゃんも分かってるので、お母さんに感謝してるし、お母さん想いの優しい子なので、お母さんの言うことを素直に聞いて、逆らわず、実家に仕送りも続けています。

小さな子どもにとって、親がいないと生きていけませんから、親の言うことって絶対なのですよね。

でも、成長して大人になって、自分で生きていけるようになったら、親から自立して、親の言いなりになる必要はありませんし、自分の価値観で、自分で考えて、自分で決定して、自分で行動出来るんです。

反抗期は、そのために必要な成長過程なのですが、凪ちゃんは親に反抗できないまま、大人になってしまったのですよね。

生きづらさを抱えているHSPに必要なのは、幼少期に刷り込まれた思い込みや信じ込みに気づいて、手放すことなのです。

強い癖っ毛でも、ありのままの自分でいい、と自分にOKを出す

嫌なことは、嫌と言ってもいい、自分がやりたいことをやってもいい

お母さんが可哀想なのは自分のせいではない、罪悪感を手放して、自分を許していい

ということに気づいていくのが、物語のテーマなのだと思います。

シンジは外向的なHSP

HSPは内向的と思われがちなのですが、提唱者のアーロン先生によると3割は外向的な人もいるそうなのです。シンジはその外向的なHSPではないかなと思うのです。

凪ちゃんの元彼のシンジは、会社の営業部のエースで、社交的で、営業トークも上手です。それは、空気を読んで、相手が何を求めているのか、何を言って欲しいのか分かるHSPだから。でもそれは自分の本心とは関係なかったりするので、自分が透明になって消えてしまうように感じて、苦しくなります。

そのストレスの捌け口を凪ちゃんにしてたんですよね。だから自分が空気を読まなくていい凪ちゃんといると、楽だったんだろうな。でも、結局は凪ちゃんの前でも本当の自分を出せなかったから、上手くいかなかった。

シンジの家庭は裕福だったけど、両親が仮面夫婦で、お兄さんは家出して行方不明で、家庭の空気を良くするために、家族を繋ぎ止めておくために、「良い息子」を演じなければならない、と信じ込んでいたのかな。

自分がどう感じるか、よりも、相手がどう感じるか、を優先して、自分の本音を出せなくなってしまったんですね。

だからシンジのテーマは、自分の本音を言ってみる、表現してみる、なんだろうな。

ゴンさんはナチュラルなHSP?

凪ちゃんのアパートのお隣さん、ゴンさん、めっちゃタイプで、いつもキュンキュンしながら見てます(笑)

ゴンさんも、相手が何を求めているのか、何を言って欲しいのか分かるHSP。

でもシンジや凪ちゃんと違うのは、多分、「嫌われないように」とか、「成績を上げるために」ではなく、本心から、目の前の人のために何かしてあげたい、っていう人なんだと思います。だからみんなゴンさんにメロメロになってしまうんだよね〜。

凪ちゃんと違うのは、無理をしてない、というところ。

シンジと違うのは、計算してない、ところ。

二人と違うのは、自分に嘘をついてない、というところ。

あ、でもゴンさんは物事をあまり深く考えなさそうなので、HSPではなかったりするかも(^ー^;)

でも、ありのままの自分で、自然に、無理せず、自分の好きなことをして生きている、誰にでも愛を与えられるゴンさんは、私の理想だな〜と思います。

ドラマのお話もいよいよ大詰めで、明日の放送が楽しみです♪(*^ー^*)

 

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