NHKバリバラ「敏感くんのゆううつ〜HSCの子どもたち〜」を見ました

HSCの感じ方はこんなに違う

こんにちは。ひといちばい敏感な子(HSC)とママを勇気づけるカウンセリング、セミナーをしています、和田美根子です。

NHKの番組で、HSCのことが取り上げられていましたね。ご覧になりましたか?NHKのサイトに番組内容の概要が載ってますので、見逃した方はこちらからどうぞ。

敏感くんのゆううつ〜HSCの子どもたち

バリバラ

番組を見た私の感想です。

小6の元気君は、ひといちばい敏感な子で、色んなことを感じ取ってしまうので、学校に行けない日があったり、暗いところが怖いと泣いてしまったり、、おばあちゃんはそんな孫のことを心配して、励まそうと「そんなに気にしないで、頑張りなさい」と言いますが、それは、元気君にとっては、自分を理解してもらえず、余計に辛くなるんですよね。

でも、おばあちゃんの事は好きだし、おばあちゃんも孫のことを理解できるようになりたいと、番組の企画で2人でお出かけして、それぞれが感じたことをノートに書くんです。

そこでの感じ方の違いが本当に歴然で、公園で2人で鯉にエサをあげる場面があるのですが、

おばあちゃんは「ほれ!奪い合え!」とエサを大きなまま投げ込みます(笑)感じたことは「エサの取り合いが面白かった」

一方、元気君は、鯉が食べやすいように小さくちぎって、丁寧にあげます。感じたことは「おばあちゃんの投げたエサが大きすぎて、鯉が喉を詰まらせたら可哀想、、」と鯉を心配します。とっても気持ちの優しい子なんだよね。

戦後の焼け野原の中を強くサバイバルしてきたおばあちゃんと、豊かな時代に大切にされて育ってきた元気君は、育ってきた環境も違うでしょうが、やはり生まれつきの気質や感じ方も全然違うんですよね。

お互いの感じ方の違いが理解し合えて良かったな〜と思いました。

HSCは本音を言えることで楽になれる

番組内で2つ目の企画は、元気君とおばあちゃんがお互いの本音を背中合わせで声に出して言うこと。

おばあちゃんは、元気君のことを分かりたいから、もっと気持ちを話して欲しい、と伝えますが、元気君は、

「僕がおばあちゃんの前で本音を言えないのは、僕のことで悲しんだり、怒ったりするのを見るのが辛いから」

と言います。

これまで、自分が感じたことを言っても、

「疲れた」>「甘えている」

「休みたい」>「サボっている」

「怖い」>「男がそのくらいの事で泣くんじゃない、情けない」

「心配」>「気にし過ぎ」

って、言われてたんじゃないのかな〜って思います。そりゃ、言うの嫌になるよね。。

大人が直接言わなくても、態度に現れたり、心の中で思ったことも、HSCは全て感じ取ってしまうので、嘘がつけないんですよね。。

なので、HSCは自分の本音を相手に言えなくなってしまうことが多いのです。それでどんどん自分の中に溜め込んでいってしまって苦しくなるんですよね。

だから、”言える=癒える”なのです。

HSCが本音を言えるように、周囲の大人、特にお母さんが、ありのままのお子さんを理解して、話を聴いてあげること、否定せずにそのまま受け止めてあげることが大事なのです。ホームカウンセリング講座では、そのためにお母さんが具体的にどのようにすれば良いか、お伝えしています。

お母さんの育て方が悪いわけではない

番組の最後に、おばあちゃんが、元気君のお母さんに「謝りたい」と言い出します。これまで、息子を甘やかしている母親の育て方が悪いと責めていたけど、そうではなかったことに気づいて、自分の娘に謝っている姿に私も涙が止まりませんでした。(T_T)お互いに分かり合えて、許し合えて、良かった〜〜!!

テレビでもHSC が取り上げられるようになり、敏感な子の理解が社会的にもっと広まるといいなと思いました。NHKさんに感謝です。

 

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